快適なイントロクイズ出題環境に向けてfoobar2000の整備をしていく
イントロクイズをオンラインで出題しようということで多くの方がfoobar2000を導入いただいているようで、こちらの記事が結構見ていただけているようで。
結構、foobar2000での出題が増えてきた中、foobar2000のセッティングで質問をいただくことが増えてきたので、foobar2000のComponentsについてまとめてみようかな、と思っています。
Componentを始める前に
基本的なfoobar2000についてまだあまりご存知でない方はこの辺りのサイトで一通り慣れて頂いてからをオススメします。第1回・第2回辺りは最低限抑えておくとよいかと。Columns UIについては当記事でも扱います。
Componentとは
そもそもfoobar2000は素うどんみたいなものなので、何も拡張機能を追加せずに使うと本当に音楽が再生できるだけのプレーヤーっぽい感じになってしまいます。美味しいけど。
素うどんでは寂しいので、各々好きなトッピングをしていくことをオススメします。そのトッピングの自由度が高いのがこのfoobar2000のウリです。言ってしまえば素うどんに合うトッピングを、キッチンで自分で料理できてしまうくらい、もっと言うなら素材から作れてしまうくらい、本当に自由度が高いです。
Componentはこのトッピングにあたるものです。これを駆使することで自分だけのfoobar2000が完成します。Componentは世界中のfoobar2000ユーザの方々が開発してくださっています。自分で作る必要がない程度には十分なComponentが存在します。
つまり、カスタマイズすればするほど自分色になりますし、自分が使いやすいものになります。
Componentのインストール方法
foobar2000の左上にある File→Preferences
の中から Components
を開いてあげてください。こんな画面になると思います。
ここには、自分が導入したComponentが一覧になって表示されます。最初から導入されているComponentもいくつか入っていると思います。
この中の Install...
というボタンから、DLしたComponentのファイルを選択してインストールするのが基本的なインストール方法です。
Componentの配布方法には2種類あり、
~~~.fb2k-component
というファイルfoo_~~~.zip
というファイル
のいずれかです(~~~にはComponentごとに別のものがくる)。 Install...
からこのファイルを選んでやればComponentのインストールができます。このときの注意として、zipファイルについては展開せずにそのままComponentから選択してください。展開すると多分何も選べなくて終わります。
Componentを探す
とりあえず公式サイトのここには大量にあります。
まあ英語で読みにくいですが……ここから探すのも一つ楽しいところかもしれません。
それよりは、こちらに日本語でまとめてくださっています。ここから興味のあるものを見つけるのがベターですね。
また、foobar2000の公式サイトの他にも、各々がGitHubなどで配布してくださっていることもあります。いい感じのComponentを探していきましょう。
イントロ向きのComponent
イントロ向きというか、イントロ勢なら入れておくと良いかな、というやつを抜粋して掲載します。
Columns UI
これはfoobar2000自体の構成を自由に変えられるやつです。従来のDefault User Interfaceでは、上にプレイリストがタブで表示されます。ですがこれではプレイリストが増えたときに見づらくて仕方ありません。
そこで、この子を入れてあげると、色々と配置を変えたり出来ます。Default User Interfaceでは使えない/使いづらいComponentもおそらくあるので、これはほぼ必須でしょう。
導入は以下のサイトなどを参照ください。
注意点として、古いVersionのfoobar2000を使っていると最新のColumns UIが使えないことがあります。その際はfoobar2000を更新してもいいですし、Columns UIのOld Versionを使ってもいいと思います。大きくは異なりません。
また、新しいバージョンのColumns UIの場合はLayoutの位置が過去の記事とは異なることがあります。その際は以下の画像のような位置を確認してみてください。
Spider Monkey Panel
WSH Panel Mod → JScript Panel → Spider Monkey Panelの流れです。
このComponentは自分でプログラムを記述することで、このパネル上で様々な情報を表示させたり、様々な便利機能が実現できるComponentです。つまり、Component上でプログラムを書くことを想定されているわけですね。
イントロ界隈ではこれを活用してイントロ向けのプログラムを書いていたりする人がちょくちょくいます。私もDoraIntroPanelというパネルを作成しています。BOOTHで無料配布しているのでもしよければ。
勿論自分で作っても構いませんが、あまりにも日本語の文献やサンプルプログラムが少ないんですよね……基本的には有識者が配布してくださっているものをこの上で動かすイメージです。導入することで驚くほどオンライン出題が捗ることと思います。ラントロやアウトロができるようになります。イントロ特化ですからね。
イントロ特化で配布されているプログラムおそらくこの上で動く形で配布されていることが多いです。その意味で、このComponentはぜひ導入しておきたいところでしょう。
導入方法が少し独特でわかりにくいのでこちらで解説します。
まず、GitHubのReleasesページへ飛びます。
Releases · TheQwertiest/foo_spider_monkey_panel · GitHub
このページには上から新しい順に「更新を配布するよ=Releaseするよ!」という感じに、開発したプログラムが配布されています。ですので、一番上にある項目の「Assets→foo_spider_monkey_panel.fb2k-component」をDLしてください。それをComponentsからInstallしてあげればOKです。
その他
適当に並べていきます。また思い出したら追加します。
Component | 何が出来る? |
---|---|
Masstagger | 曲情報をまとめて変更できます。リネームが本気で捗るのでマジで便利。 |
Playlist Organizer | プレイリストの一覧表をフォルダのように階層構造に出来ます。プレイリストがバカ増えがちなイントロ勢の強い味方です。 |
Spotify Decoder | foobar2000でSpotifyの楽曲がストリーミング再生できます。所持音源とサブスク音源を混ぜて出題できるのは本当に便利。 |
Playlist Revive | Media Libraryの管理下で曲のフォルダ等の移動があった際に自動で変更を修正してくれます。音楽の保存ファイルを変えて、Media Libraryの場所を変えたときに「再生できなくなっちゃったよ~(o・∇・o)」ってなったらこいつの出番です。 |
Affix Silence | 曲の前後に空白を入れられる。曲頭が切れるときとかに使える。 |
Playback Statistics | 再生回数のカウントができたり、追加日を確認できるようになったり、曲の情報をいろいろ自動で記録してくれるツールです。もちろんこれを入れる前の情報は取得できないのであしからず。 |
詳しい説明は暇なときにまた加筆しておきます。